東京女子医科大学消化器内科 高山 敬子
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第77回日本消化器画像診断研究会に多くの演題を応募いただき、心より感謝申し上げます。
東京女子医科大学病院消化器内科の菊山正隆です。この度は第77回日本消化器画像診断研究会の当番世話人を担当させていただき、大変光栄に存じ上げます。
Constant dripping wears away the stone.
月並みではありますが、「雨垂れ石をも穿つ」。日々の努力がやがて実を結ぶ。画像診断に王道なく、日々コツコツと画像を読影し、病理組織所見と比較対応していく努力こそが、優れた診断能力を身に着けることになると確信しております。
しかし、個人が一生を通じて経験できる症例には限界があります。研究会、学会での症例検討を通じて症例を繰り返し学ぶことは、いわば症例の疑似体験であり、まさにこの格言に表されるように、大きな成果につながります。そして、その症例検討が質の高いものであれば、その成果はpromisingです。
伝統ある日本消化器画像診断研究会は、まさにpromisingな成果を約束します。格調高い討論が、時に厳しく、いつも厳しく、我々を鞭撻します。恐らくは、日本を代表する肝胆膵領域の臨床家は、もれなくこの研究会で揉まれ、多くを学び、日本の医学を牽引する医師になったと認識いたします。是非とも日本消化器画像診断研究会に参加いただき、討論し、多くを学んでいただきたいと思います。そして、出席者の皆様全員がオーディエンスではなくディスカッサントであることを期待いたします。
今回の研究会はその原点に返り、討論が活発できるようにプログラムいたしました。口演演題のみならずポスター演題の発表時間を20分に設定いたしました。さらに、ポスターはより多くの画像で討論ができるように一演題あたりの掲示板の広さを通常の2倍にいたしました。また、プレナリーセッションとして膵上皮内癌の診断を企画いたしました。6演題を一気に討論するいささかヘビーですが、実りあるセッションとなることを約束いたします。
最後になりますが、演者の先生方、大役を引き受けていただいた座長、病理コメンテーターの先生方、開催にあたりご助言いただいた代表世話人の花田先生、前代表世話人の真口先生および関係の先生方にも深く御礼を申し上げます。お力添えいただいた東京女子医科大学消化器内科徳重克年教授、消化器外科本田五郎教授、協賛いただいた企業、クリニックの方々にも感謝を申し上げます。さらに、本研究会の準備には東京女子医科大学消化器内科 高山敬子医師、赤尾潤一医師、大塚奈央医師、田中マリ子医師、斎藤里実医師をはじめとする医局員、事務の井上麻衣子さん、作本恵美さん、林 亜有子さん、鈴木奈海香さん、稲吉文香さんが尽力してくれたことを報告いたします。
第77回日本消化器画像診断研究会
東京女子医科大学病院消化器内科
当番世話人 菊山 正隆